Monday, November 20, 2023 11:51 AM

ルームザ、次世代の宿泊体験をタイムズ・スクエアで展開へ

 個人化(個別化)と柔軟性への取り組みで知られる先駆的な新興ホテル会社のルームザ(Roomza)は11月中旬に、マンハッタンのミッドタウンにあるペスターナCR7(Pestana CR7)というホテルにおいてルームザ・タイムズ・スクエア(Roomza Times Square)というホテル内ホテルを展開すると発表した。

 PRニューズワイヤーによると、「ホテル内ブティック」(大きなホテルのなかにある小さな別のホテル)と位置づけられるルームザ・タイムズ・スクエアは、これまでにない個別化サービスやそのほかの拡充サービスによって次段階のホテル体験をニューヨーク市のど真ん中で12月15日から提供開始する。

 ルームザはそれにともなって、ポルトガル最大の多国籍企業であるペスターナCR7とライセンス契約を結んだ。ルームザは、その提携のもと、ルームザ・ドット・コムで宿泊予約を受け付けている。キャンセル待ちはすでに6万人を超えており、その人気ぶりがうかがえる。

 ルームザは、ホテル大手らの売れ残り客室を借りて営業するという斬新な事業モデルで台頭しつつある。同社は、個々の宿泊客の希望する仕様や備品の用意のほか、利用客の希望する運動関連サービスや、「ホスト」と呼ばれる年中無休のコンセルジュ・サービス、ワイファイ、配達ロボットといったさまざまのサービスを追加料金なしで提供し、利用客のチェックアウト時には現金またはそのほかの特典といった還元も提供する。

 たとえば、ルームザが運用する客室には、ダイソンの高級ヘア・ドライヤーや利用客希望の高級寝具、そのほかの高級備品が備えられる。さらに、一部の予約では、ヘリコプターでの無料送迎もある。

 ペスターナ・ホテル・グループの北米責任者ホセ・カルロス・フェルナンデス氏は、変化と革新が成功への触媒であり、ルームザとの提携がその触媒になる、と話した。

https://www.prnewswire.com/news-releases/roomza-unveils-personalized-hotel-experience-in-times-square-301986923.html