Thursday, March 14, 2024 6:53 AM

世界初、大型船用エンジンで水素燃焼運転に成功〜三井E&S

 船舶用ディーゼルエンジン大手の三井E&S(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高橋 岳之)とドイツのMANエナジーソリューションズ(本社:独アウクスブルク市、ウーヴェ・ラウバーCEO)はこのほど、大型船舶用エンジンでの水素燃焼運転に世界で初めて成功したと発表した。国際海運の水素関連ビジネスの早期立上げを狙う。

 プレスリリースによると、三井E&Sの玉野工場(岡山県)にあるシリンダー径50センチメートル(cm)の船舶用2サイクルテストエンジンを、水素燃焼で運転した。テストエンジン「4S50ME-T(出力7MW、定格回転数117rpm、MEP=2.10MPa)」のシリンダー4本のうち1本を水素燃焼用に改造し、玉野工場の水素ガス供給設備から水素を送り込んだ。

 水素燃料は着火しやすく、適切な燃焼制御を行う必要がある。シリンダーの熱量の95%相当を水素燃料で賄い、他のシリンダー3本と同等の燃焼圧力波形を得られた。既存エンジンのデザインをベースに水素を安定的に燃焼させられ、エンジンが必要とする高圧水素を設備から安定供給できることを確認した。