Friday, September 13, 2024 7:17 AM

GM、TDK米工場から中国企業技術のバッテリー購入で協議

 GMは、TDKが資金を拠出し運営する新工場からEV向けバッテリーを購入する方向で協議を行っている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたと、ブルームバーグが報じた。

 TDKは米国南部にバッテリー工場を建設する見通しで、1000人余りの雇用を創出する。世界最大手の寧徳時代新能源科技(CATL)の技術を採用する。協議は継続中で、11月の米大統領選の結果によっては決裂や変更もあり得る。

 GMが行っている協議は米国内にサプライチェーンを構築するよう、米政策当局が業界に圧力をかけている状況を浮き彫りにする。TDKはCATLからリン酸鉄リチウム電池の製造技術のライセンス供与を受ける。CATLがフォードやテスラと結んでいるパートナーシップと同様の内容だ。GMはこのベンチャーに資本参加する予定はない。

 GMは「当社のEV戦略は、コストを引き続き低下させる製品設計や性能向上、現地生産に重点を置いている。バッテリー技術は、その戦略の実現に欠かせない要素だ」と資料で示した。