Wednesday, November 06, 2024 6:31 AM

中国、EU諸国への投資一時停止を自動車メーカーに指示

 中国は自国の自動車メーカー各社に対し、中国製EVに対する追加関税を支持する欧州諸国への大規模な投資を停止するよう指示した。ロイターが報じた。最大45.3%の欧州連合(EU)新関税は、1年にわたる調査を経て発効したのに対抗する措置となる。

 フランス、ポーランド、イタリアを含むEU加盟国10カ国が今月の投票で関税を支持し、ドイツを含む5カ国が反対、12カ国が棄権した。

 BYD、SAIC、Geelyを含むメーカーは、10月10日に商務部が開いた会議で、提案を支持した国への工場建設などの重資産投資計画を一時停止するよう伝えられていたと、関係者は語った。非公開の会議で、詳細は伏せられた。参加者は棄権した国への投資に慎重になるよう言われ、関税に反対した国への投資を「奨励」された。

 ロイターによると、23年に中国から出荷されるEVの40%以上を欧州が占める。