Friday, January 10, 2025 6:20 AM
マーレ、米エンジニアリング事業をベルギー社に売却
独自動車部品大手マーレは、エンジニアリング・サービス子会社マーレ・パワートレイン(MPT)の米国事業をベルギーのデュマレー・グループ(旧PUNCHグループ)に売却する。
グリーンカー・コングレスによると、両社は2024年末に契約を交わした。取引には、現在約70人が米国の顧客に試験やエンジニアリングサービスを提供しているミシガン州プリマスの施設も含まれる。契約の完了は25年1〜3月期の予定。
米国以外のMPTの支社や施設は売却の対象外で、マーレ・グループの研究開発ネットワークに完全に統合された英国、ドイツ、中国にある五つの専用施設で事業を継続する。
マーレ・パワートレインは、電動パワートレイン・システムおよびハイブリッド内燃エンジンの設計、試験、開発、適合、統合に関するエンジニアリングおよびコンサルティングサービスを提供している。米国事業の売却は、マーレの長期的な戦略的位置づけを継続的に見直した上で決定された。
米国のエンジニアリングサービス市場は競争が激しく、事業統合が予想されている。マーレの場合、米国のMPTは規模が小さく市場シェアも小さいため、事業の将来的な成長にはグループ外での展開の方が大きな商機があると考えている。
デュマレー・グループはベルギーの独立系自動車部品サプライヤーで、競争力のあるパワートレイン・ソリューションの開発、統合、製造を行っている。