Monday, August 25, 2025 7:08 AM

エレクトリファイ・アメリカ、加州に大型DC急速充電ハブ開設

 電気自動車(EV)急速充電ネットワーク大手エレクトリファイ・アメリカ(Electrify America=EA)は、カリフォルニア州サンタモニカ市に大型の充電ステーションを開設した。最大350キロワット(kW)の電力を供給できる「ハイパーファスト」充電器が20台設置されており、装置が使えるEVは1分間で走行距離約20マイル(約32キロ)分の充電が可能になる。

 同市初となるEAの新ステーションは、州間道路10号(I-10)沿いにあり、24時間年中無休、敷地内には防犯カメラが設置されている。電力は100%再生可能エネルギーで賄われる。

 EAは、米国最大の350kW対応充電器のオープンネットワークを運営しており、サンタモニカへの設置は、ステーション1カ所当たりの充電器数の増加、ステーションの大型化・高速化という同社の方針に基づく。すでにサンフランシスコのハリソンストリートやサンディエゴのファッションバレーにも同様の施設がオープンしている。

 2018年に最初の350kW充電器を設置したEAは、24年だけでも1600万回以上の充電サービスを提供し、容量換算で前年比65%増となる600ギガワット時(GWh)以上の電力をEVに供給した。

 現在、EAの充電ネットワークは北米全域で1000以上のステーションと5000台の充電器に広がっている。