Monday, February 24, 2025 5:55 AM

ルノー、新しいEV消火技術を無償公開

 ルノー・グループは、EVの火災を数分で消し止められる特許技術「ファイアマンアクセス」を自動車業界全体に無償公開した。

 グリーンカー・コングレスによると、自動車メーカーや部品会社は、ウェブ上の共同プラットフォーム「www.renault.fr/universalpatent」を通じてこの技術のライセンス(使用権)を無料で取得できる。取得企業は、その見返りとして技術に施したどんなアップグレードも他のライセンス取得企業が利用できるようにしなければならない。

 ファイアマンアクセスは、消防機関との緊密な協力で生まれた革新的な技術で、EVの消火活動を内燃エンジン車の消火とほぼ同じ時間で行うことができる。技術的には、車の駆動用電池の容器の開口部に粘着ディスクを貼り付けておき、通常は電池容器を密閉する部品として使うが、車両が発火して炎が電池に広がった時には、消防ホースから出る水の勢いでディスクが外れ、電池に直接水がかかる仕組み。

 この方法なら電池の火災を数分で消火できるが、これがなければ数時間かかり、水量も10倍必要になるという。ファイアマンアクセスによって、消防士はより短時間で次の活動態勢に戻れる。

 ルノーはこの技術で7件の特許を申請しており、現在ルノー、ダチア、アルピーヌ、モビライズの各ブランドが世界で販売する全てのEVおよびプラグインハイブリッド車(PHV)に搭載されている。