Monday, March 31, 2025 6:48 AM

日産、SKオンから電池調達〜米工場向け、6年間で100GWh

 日産は、米国で製造する次世代電気自動車(EV)用の電池を、韓国SKグループ傘下のSKオンから調達する。

 オートモーティブ・ニュースによると、SKオンは2028〜33年に容量換算で計100ギガワット時(GWh)近くの電池を日産に供給する予定で、これはEV125万台分に相当する。

 日産は、ピックアップトラック「フロンティア」やセダン「アルティマ」を生産しているミズーリ州カントン工場で28年から4種のEVモデルの生産を始める予定。

 SKオンは米国で電池工場を2カ所運営し、パートナーと新たに4工場を建設中で、フル稼働すれば米国での年間生産能力は180GWhを超えると予想されている。

 日産に供給する電池をどの工場で造るかは不明。関係者によると、日産向けの電池は複数のSK工場から供給される可能性があり、詳細については現在最終調整中だという。

 日産は24年、電池メーカーのAESC(神奈川県)との米国における提携を解消しており、米市場向けの電池サプライヤーを探していると報じられた。AESCは、英国と日本では今も日産に電池を供給している。