Wednesday, May 21, 2025 7:31 AM
3月の米EV登録台数、20%の急増〜関税前の駆け込み需要
S&Pグローバル・モビリティーが発表した3月の米国のEV新規登録台数は、前月比20%増の11万5758台だった。自動車および部品の追加関税による値上げが予想される中で駆け込み需要が生まれた。
オートモーティブ・ニュースによると、EVにHVは含まれない。米ライトビークル(普通車)市場におけるEVシェアは前年同月の7.1%から7.5%に上昇した。ライトビークル市場全体の登録台数は前月比14%増の154万台だった。
ガソリンおよびディーゼルエンジン車のシェアは78%、HVは14.1%だった。HVのシェアは前年同月比で3.4ポイント上昇し、全種のパワートレインの中で伸びが最大となった。
EVの販売増は主に新型モデルから来ており、テスラ、フォード、起亜の旧型モデルは大きく減少した。
登録台数が10台以上のEVモデルの数は、前年の55種から78種に増加した。ブランド別では、テスラが1.1%増の5万1042台。3カ月ぶりの増加となったが、1-3月期の登録台数は前年同期比4.6%減となった。2位はシボレーで、前年の3倍以上の8478台だった。フォードは2月の2位から3位に後退した。
S&Pのアナリストによると、EVの成長は非常に緩やかで、3月にテスラ以外のEVモデルで販売台数が5000台に達したのは人気のクロスオーバー市場を含め皆無だった。米国の消費者は、EVよりもトヨタやホンダなどが提供しているHVを選ぶ傾向が強まっている。