Wednesday, November 19, 2025 6:36 AM

マツダ、米国向けEVのテスト開始〜加州公道を試作車が走行

 マツダは初めて米国向けに設計、開発したEVの公道試験を開始した。

 オートモーティブ・ニュースによると、カリフォルニア州アーバインにあるマツダの研究開発センター付近でこのEVのミュールカー(パワートレインのみを乗せた初期プロトタイプ)が目撃されており、主力クロスオーバー車「CX-90」のボディーを縮小した中型EVだった。早ければ27年にも公開、28年に発売される。

 マツダにとって米国は最大かつ最も利益率の高い市場で、R&Dチームが「最高の体験に役立つ技術や機能の定期的なテストを行っている」。

 マツダはこれまでEVの代わりに、売れ筋の中型SUV「CX-90」および「CX-70」のPHVを提供してきた。日本では27年からEV専用モデルを生産する準備を進めている。

 同社は30年までに全ラインアップを電動化し、新しいEV専用プラットフォーム「スカイアクティブEVスケーラブルアーキテクチャー」を導入するため110億ドルの支出を約束している。30年には世界販売の25〜40%をEVにする計画で、同社幹部は、30年にはEVの世界販売シェアが25%に近づくとの見通しを示している。マツダの24年世界販売台数は約130万台だった。