Friday, November 21, 2025 6:48 AM

ズークス、サンフランシスコで無料ロボタクシー運行開始

 アマゾン傘下の自動運転車(AV)開発事業ズークス(Zoox、カリフォルニア州)は、1年間のテストを経て、サンフランシスコの一部地域でロボタクシー(自動運転タクシー)の無料乗車サービスを開始した。アルファベット傘下のウェイモに続き、AV激戦区に参入する。

 オートモーティブ・ニュースによると、まずは先行利用ユーザー向けの無料乗車サービスから開始し、第1段階で主要な区域でフィードバックを収集した後、サービス範囲を拡大する方針。サンフランシスコ湾岸地域では、ウェイモが2023年8月から数百台のAVを使って有料サービスを提供している。

 ズークスは9月、ネバダ州ラスベガスの大通りで無料のロボタクシーサービスを開始している。サンフランシスコでは、アーリーアクセスプログラムに登録した利用者が、SoMa、ミッション、デザイン・ディストリクトの各地区で地点間のサービスを受けられる。

 ズークスの車両はロボタクシー専用の箱型EVで、ステアリングホイールやペダルはなく、乗客同士が向かい合う座席を採用している。前後どちらにでも走行可能で、狭い都市交通の中で操縦性を高める四輪操舵を備えている。