Monday, February 09, 2026 6:22 AM
LGES、カナダ合弁を子会社化〜ステランティスの持ち分取得
韓国の車載電池大手LGエナジー・ソリューション(LGES)は6日、カナダのオンタリオ州ウィンザーを拠点とする合弁会社ネクストスター・エナジー(NextStar Energy)について、パートナーであるステランティスの持ち分49%を取得し完全子会社化すると発表した。
オートモーティブ・ニュースによると、子会社化はLGESとネクストスター経営陣の合意による決定で、施設の長期的な成長と競争力の強化が目的。ロイターは、LGESがステランティスの持ち分を100ドルという名目的な金額で取得すると報じた。この結果、2022年に設立されたカナダ初の商業規模電池工場を建設する合弁プロジェクトは消滅するが、ステランティスは同工場の長期的な顧客としてEV用電池の供給を確保する。
ウィンザー工場は、これまでに50億カナダドル超が投じられたカナダ史上最大級の先端製造プロジェクトの一つ。従業員数は現在1300人を超え、生産拡大に伴い約2500人規模に達する見込みだ。LGESは、ネクストスターが同社のグローバルな製造規模と技術力を活用することで、自動車分野だけでなく急成長中のエネルギー貯蔵システム(ESS)市場へと顧客基盤を拡大できると見ている。
EV需要が地域によって伸びにばらつきがあるのに対し、電力系統(グリッド)規模の補助電源となるESSへの関心は高まっており、世界の電池メーカーは投資戦略を見直している。LGESは、新規の投を行う代わりに既存施設の稼働率を最大化して、EV用電池とESS用電池の生産配分を調整する。
同社は北米で、ネクストスターを含む単独運営工場4拠点と合弁工場4拠点を運営し、2026年はESS生産能力を容量換算で50ギガワット時(GWh)超に高める計画。