Tuesday, July 07, 2026 7:10 AM
リープモーター、北米初参入〜メキシコでEV「B10」を発売
中国のEV新興リープモーターは、メキシコでコンパクトSUV「B10」を発売し、初めて北米市場に参入した。オートモーティブ・ワールドが伝えた。
ステランティスの支援を受けて海外展開を進めるリープモーターにとって、これまで拠点構築が難しかった北米地域での重要な一歩となる。
同社はメキシコ市場参入をかなり前から計画しており、B10はメキシコ国内にあるステランティスの自動車エンジニアリング・試験センターで1年以上かけて現地仕様化テストを受け、高地、砂漠地帯、熱帯雨林など過酷な気候条件に合わせて調整された後、現地の規制認証を取得した。今後はファミリー層や多人数の乗車を求める層向けに「C10」と「C16」のSUVも順次投入する予定。
メキシコ仕様のB10は、航続距離延長型EV(EREV)として販売され、1.5リッターのエンジンは18.8kWhの電池と160kWのモーターの発電機としてのみ機能する。航続距離は最大990km。価格は57万5000メキシコペソ(3万2895ドル)からで、ドイツでの約3万7045ドルよりもやや安めの設定。
ステランティスの既存のインフラを全面的に活用して、まず40を超える正規販売店を通じて販売を開始し、将来は地方都市にも展開する。アフターサービスはステランティスのMopar部門が担当し、トルーカにある部品センターに5万点以上の部品在庫を抱え、全国の販売店に24〜48時間以内に供給できる体制を整えた。
海外展開を進めるリープモーターは、販売ペースが急加速して2026年6月の累計販売台数が150万台を突破した。今回のメキシコ進出は、ステランティスが描く北米戦略の第一歩でもあり、同社のアントニオ・フィローザCEOは、メキシコには十分な市場があり、カナダにも参入の可能性があると見ている。一方、米国市場に関しては「現時点では参入の余地はない」と述べている。