Wednesday, September 02, 2026 7:18 AM

エヌビディア、台湾半導体大手に35億ドル出資〜自動車AI戦略を拡大

 エヌビディアは、台湾の半導体大手メディアテックとの提携を拡大し、同社の転換社債発行に合わせて35億ドルを投資すると発表した。

 オートモーティブ・ワールドによると、両社は、メディアテックのコックピット・プラットフォーム「Dimensity Auto」とエヌビディアの自動運転用コンピューティング基盤「DRIVE AGX」を組み合わせて人工知能(AI)プラットフォームを開発する。

 新プラットフォームは、AI定義型の次世代車向けで、複数世代のチップに対応できるスケーラブルなアーキテクチャーになる。エヌビディアの高性能GPUシリーズ「RTX」と、DRIVE AGXの演算能力を車両アーキテクチャに組み込むことで、コックピットの情報処理機能と自動運転の開発を共通プラットフォーム上に集約でき、自動車メーカーが車両のさまざまな領域にAIを適用する際の統合負担を軽減できる。

 今回の投資は、単なる技術提携を超えた深い関係の構築を意味し、メディアテックがカスタム半導体の市場投入に成功すれば、エヌビディアもその恩恵を受けられるようになる。また、Dimensity AutoとDRIVE AGXにコックピット用と自動運転用の情報処理を分担させることは、自動車AIの処理負荷の分業を意味し、自動車メーカーが今後すべての機能を一社の半導体だけで賄うのではなく、車両の機能ごとに相互補完的なチップを組み合わせるようになる可能性を示す。