Monday, September 14, 2026 6:59 AM
ルノー、電気モーターの再整備サービスに注力
ルノーと環境サービス大手スエズの合弁会社The Future is Neutral(ザ・フューチャー・イズ・ニュートラル、フランス)は、廃棄された自動車部品を再資源化するだけでなく、新品同様に整備(リファービッシュ)して再利用する循環型経済の構築に取り組んでいる。
エレクトライブによると、フランクフルトで開催された世界最大級の自動車アフターマーケット向け見本市Automechanika(アウトメカニカ)では、自動車部品の再整備を専門とするリメーカーズ部門が、ルノーの「6AM」電気モーターを工業規模で再生する新サービスを披露した。
同モーターは、希土類材料を使わず永久磁石を必要としない電気励磁式同期モーター(SSM)で、ルノーの「メガーヌ E-TECH エレクトリック」や「シーニック E-TECH エレクトリック」などのEVモデルに採用されている。使用後も再生処理によって新品と同等の性能と信頼性を確保でき、コストは新品に比べて約30%安く、環境負荷も低減できる。
The Future is Neutralは、ルノーの「ゾエ」や「カングーZ.E.」に搭載された5A電気モーターや、パワーエレクトロニクス・コントローラーの再整備品も取り扱っている。
アウトメカニカでは、自社の再整備部品から代表的な8種類の製品群を選び、ライフサイクル全体で環境負荷を評価した研究結果も発表。気候変動への影響、資源消費(鉱物・金属)、酸性化、淡水の富栄養化、光化学オゾン生成の5項目を分析した結果、ルノーEV向けの再整備部品は最も大きな環境メリットをもたらすことを報告した。これは銅や電子部品など、環境への影響が大きい材料を高い割合で再利用できるためで、特にEV用の再整備電気モーターは五つの評価指標すべてで環境負荷を67%以上削減、EV用の再整備パワーエレクトロニクスは47%以上削減した。