Thursday, June 30, 2016 10:30 AM

モンゴル最大野党が圧勝 総選挙、首相も落選

 29日投票のモンゴル国民大会議(国会、定数76)総選挙は30日、暫定結果が発表され、最大野党のモンゴル人民党が圧勝した。与党の民主党はサイハンビレグ首相ら幹部が相次いで落選確実となるなど惨敗した。

 モンゴル人民党は30日、首相や閣僚人事に着手。エンフボルド党首の首相就任が有力視されている。近く発足する新内閣は早急な財政再建や景気回復への取り組みを迫られそうだ。地元メディアによると、エンフボルド氏は「支持してくれた国民に感謝している。期待の裏には大きな責任がある」と勝利宣言した。

 選挙管理委員会の暫定結果によると、モンゴル人民党(改選前30議席)は65議席を獲得、民主党(同38議席)は9議席にとどまった。モンゴル人民革命党(同4議席)と無所属(同1議席)が1議席ずつ確保した。投票率は72・1%で前回を上回った。(共同)