Thursday, June 30, 2016 10:30 AM

ソフトバンクを調査か 米当局、アローラ氏巡り

 通信社ブルームバーグは30日、ソフトバンクグループの副社長を務めていたニケシュ・アローラ氏の在任中の行為を巡って証券取引委員会(SEC)が同社を調べていると報じた。事情に詳しい関係者の話として伝えた。アローラ氏に利益相反や疑わしい行為がなかったかどうかを調査しているという。

 ブルームバーグは、調査は予備的なもので、ソフトバンクとアローラ氏が現段階で不正行為に手を染めたとの嫌疑をかけられているわけではないと報じた。

 同社の一部株主が今年1月にアローラ氏の投資面での手腕などに関する懸念を記した書簡をソフトバンク側に送付。これを受けて同社は特別委員会で調査したが、問題はなかったと結論づけた。(共同)