Thursday, June 30, 2016 5:43 PM

大谷氏、トップ当選 子どもの権利条約委員選

 ニューヨークの国連本部で6月30日行われた「子どもの権利条約」委員会の委員選挙で、国際人権法が専門の大谷美紀子弁護士(51)=大阪府枚方市出身=が152票を獲得し、当選者9人中エチオピアの候補者と並んでトップ当選した。日本人の当選は初めて。任期は2017年3月から4年間。

 大谷氏は当選後、共同通信の取材に「私個人というよりも日本に対する信頼、期待の結果だと思う。世界中の子どもの人権の保護のため力を尽くしたい」と語った。

 条約は18歳未満の全ての人の保護と基本的人権の尊重を目的に1989年に採択され、90年に発効した。大谷氏は196締約国・地域の対策の状況を審査する国際的な監視機関の一員となる。(共同)