Friday, July 01, 2016 10:13 AM

日本、安保理議長国に アフリカ、中東情勢を討議

 国連安全保障理事会で非常任理事国を務める日本の別所浩郎国連大使は1日、月替わりの安保理議長となった。国際平和と安全維持のために責任を負う国連の事実上の最高意思決定機関で1カ月間、かじ取り役を担う。アフリカや中東情勢に関する討論会を主催する予定だ。

 安保理は法的拘束力のある制裁発動などの決議を採択できる強力な権限を持つ。議長は自ら設定した国際社会の平和と安全に関するテーマについて、各国の大使らが意見表明する公開討論会を開催する決定権がある。

 日本は7月に岸田文雄外相が議長を務める「アフリカの平和構築」に関する安保理討論会を開く。積極的な協力姿勢を打ち出し、ケニアで8月に開催する第6回アフリカ開発会議(TICAD)を成功に導きたい考え。(共同)