Monday, December 05, 2016 12:19 PM

2%のインフレ目標達成を楽観視 シカゴ連銀総裁

 シカゴ連邦準備銀行のエバンス総裁は5日、イリノイ州シカゴで講演し、トランプ次期政権が掲げる大型のインフラ投資や減税などの政策を考慮に入れれば、連邦準備制度理事会(FRB)が掲げる2%のインフレ目標達成への環境は整いつつあるとの見方を示した。ロイター通信が伝えた。

 総裁は「時宜を得た財政支出や減税は経済を成長させる可能性がある」と指摘。ただ、労働市場の引き締まりにもかかわらず賃金の伸びは鈍く、物価も依然として低い状況には変わりないとして、FRBは利上げを急ぐべきではないとの姿勢も明らかにした。(共同)