Friday, December 09, 2016 10:02 AM

メガサプライヤー、自動運転車の一括請負契約を視野

 自動運転車の実用化が迫る中で、メガサプライヤーが一括請負契約の獲得を目指している。

 オートモーティブ・ニュースによると、ZF TRWをはじめコンチネンタル、デルファイなど一握りのグローバル・サプライヤーは、自動運転技術を断片的に供給するだけでなく、メーカーを自動運転に迎え入れるアプローチに着手している。

 ZF TRWでアクティブ・セーフティを指揮するブライアン・ロー副社長は「(自動運転車への)投資がかさむにつれ、自前で賄うのはどのメーカーにとっても困難になりつつある」と話す。

 メガサプライヤーも実際、自動運転車に必要な全ての技術を自社生産している訳ではない。ZF TRWはカメラおよびレーダー、ソフトウェア制御加速化、ステアリングとブレーキを自前で手掛けるほか、イスラエルのモービルアイが製造する単眼カメラセンサーを採用し、独IBEOオートモーティブ・システムズとの間ではソリッドステート型ライダーの2020〜21年市場投入を視野に連携している。