Saturday, July 02, 2016 7:27 AM

オバマ氏訪問、反響広がる 原爆資料館、展示延長も

 オバマ大統領が5月末に広島を訪問してから1カ月が過ぎた。広島市の原爆資料館では、オバマ氏が寄贈した折り鶴や、メッセージを記した芳名録に加え、6月末からは記帳後に折り鶴を添えた際の写真展示も始まった。入館者数は昨年同時期の約1.5倍を記録。広島市は8月末までとしていた期間の延長も検討しており、オバマ氏訪問の反響が広がっている。

 「折り鶴が見たい」「メッセージはどこか」。訪問直後の週末、資料館には問い合わせが相次いだ。市は6月9日、計4羽の折り鶴と芳名録の展示を開始した。

 市の担当者は「予想以上の反響。核兵器廃絶に向け、この勢いを世界中に波及させたい」と意気込んだ。(共同)