Sunday, July 03, 2016 8:38 AM

政府、再発防止へ全力 NSCで遺族支援確認

 政府は3日、バングラデシュ飲食店襲撃テロで日本人7人の死亡が確認されたのを受け、安倍晋三首相や関係閣僚による国家安全保障会議(NSC)を官邸で開いた。遺族支援に万全を期すとともに、再発防止に全力を挙げる方針を確認した。首相は官邸で記者団に「許し難いテロであり、強い憤りを覚える」と語った。

 首相はテロ事件について記者団に「痛恨の極みで、犠牲となった方々の無念さを思うと言葉もない。(被害者の)ご家族の気持ちに寄り添って、できることは全てやっていくという気持ちで対応していきたい」と説明。「事件の解明に全力を尽くしていく。国際社会と連携しながらテロの根絶に向けて努力していきたい」と強調した。

 NSCに先立ち、首相は現地に派遣した木原誠二外務副大臣に対し、可能な限り遺族の要望を踏まえてバングラデシュ側との調整を進めるよう電話で指示した。(共同)