Monday, July 04, 2016 7:33 AM

議員所得2269万円 4年ぶり減、衆参平均

 衆参両院は4日、国会議員の2015年分の所得に関する報告書を公開した。対象は714人。1人当たりの平均所得は2269万円で、前年公開時から158万円(6.5%)減った。減少は4年ぶり。自民党の渡辺美樹参院議員が2年連続で首位だった。15年分は議員全体で給料に当たる歳費が満額支給されたものの、渡辺氏が株式などの譲渡益を14年分より10億円超減らすなどして平均を押し下げた。議員全体でも、株などの配当所得は前年より少なかった。

 歳費は消費税増税への理解を得るため14年4月まで20%削減されたが、15年は1年間を通じて満額支給された。

 渡辺氏は飲食チェーン「ワタミ」の創業者。14年分は外国株式の売却などで12億8109万円だった所得が、1億5172万円へと大幅に減った。2位は公明党の岡本三成衆院議員の9174万円。自民党の新谷正義衆院議員が8195万円で3位につけた。(共同)