Thursday, December 22, 2016 10:21 AM

シリア戦争犯罪追及へ 国連総会が独立組織

 国連総会(193カ国)は21日、シリア内戦での戦争犯罪や人権侵害に対する責任追及を支援するため、証拠の収集や分析に当たる国際的な独立組織を設置する決議案を賛成多数で採択した。

 決議はリヒテンシュタインが中心となって作成。賛成は日米英仏など105、反対はシリアや中露など15で、イラクなど52カ国が棄権した。

 決議は2011年3月以降、シリアで行われた国際法違反や人道に対する罪の責任を明確にする必要性を強調。全加盟国や紛争の当事者らに戦争犯罪などに関する情報を提供するよう要請した。(共同)