Thursday, December 22, 2016 12:41 PM

とても追い付かなかった 出火元に向かった消防士

 新潟県糸魚川市の大火で、出火した建物の消火に向かった市消防本部の男性消防士(57)が取材に応じ、「火元の消火もままならないうちに別の場所でも火災が発生している状態で、とても対応が追い付かなかった」と説明した。

 消防士によると、1次出動で出火した中国料理店に到着すると、既に延焼が始まっていた。両隣に建物が密接していた上、裏手の道も1人が通れるぐらいの幅しかなく、思うように放水できなかった。

 そのうちに近くにいた応援の消防団が「あっちでも煙が出ている」と叫んだ。火の粉が風で飛ばされ、約100メートル離れた建物に燃え移ったらしい。その後、別の場所でも延焼があったと無線が入ったという。(共同)