Thursday, December 22, 2016 12:42 PM

クロマグロ資源管理求める 水産庁、39都道府県に通知

 長崎県対馬市の一部漁業者が広域漁業調整委員会の承認を受けずに小型の太平洋クロマグロを漁獲していた問題で、水産庁は22日、沿岸マグロ漁を実施する39都道府県に対し、資源管理の徹底を求める通知を出した。無承認で漁をしないよう周知するよう求めた。

 太平洋クロマグロは資源量が低迷しており、国際合意に基づく漁獲規制を実施している。

 水産庁によると、沿岸クロマグロ漁を実施するには、広域漁業調整委員会の承認が必要。水産庁が12月上旬に対馬市の漁業者などを調査したところ、16人の漁業者が7〜9月ごろ、承認を受けずに小型クロマグロを繰り返し漁獲していたことを認めた。(共同)