Wednesday, July 06, 2016 9:58 AM
共和党「幕引き」許さず クリントン氏説明に矛盾も
米連邦捜査局(FBI)が5日、公務で私用メールを使っていた問題でクリントン前国務長官の訴追を求めない方針を発表したが、共和党はクリントン氏への批判を強め、大統領選の本格化を前にした「幕引き」を許さない構えだ。同氏の説明がFBIの捜査結果と矛盾するとの報道もあり、メール問題は大統領選の民主党候補指名が確実なクリントン氏の不安材料としてくすぶり続けそうだ。
訴追するかどうかは司法省が最終判断するが、クリントン陣営はFBIの発表直後に「この件が解決し、喜ばしい」と歓迎。問題の沈静化を急ぐ姿勢をうかがわせた。
だが、CNNテレビなどによると、クリントン氏は私用メールで送受信した情報が当時、機密指定されていなかったと説明していたのに対し、コミーFBI長官は、当時から機密指定されていたものが含まれていたと発表。クリントン氏は私用アドレスで送受信した公務に関するメールは約3万通だと説明したが、ほかに数千通あったことも判明した。(共同)
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