Wednesday, July 06, 2016 1:08 PM
医療ベンチャー支援に注力 関西活性で三菱UFJ
三菱東京UFJ銀行の副頭取（西日本駐在）に就任した福本秀和氏は6日までに共同通信のインタビューに応じ、関西経済の活性化に向けて、医療や健康といった分野のベンチャー企業支援に力を入れる方針を明らかにした。
福本氏は、関西には医療や健康に関わる研究機関や企業が集積しているが「優れた技術やサービスを持っていてもビジネスに発展させる仕組みが欠けている」と指摘。ファンドを使った資金面での支援を充実させるとともに、大手企業との関係づくりなど情報面でもサポートし「10年ぐらいでしっかりした取引先が数社できれば」と述べた。
外国人観光客向けのビジネスも支援する。経済成長で中間層の増加が見込まれるアジアに地理的に近い関西は、観光地としての成長が見込めるとし「インフラやホテルといった関連産業に対応していく」と語った。タイのアユタヤ銀行などアジアの傘下銀行のネットワークも活用する。（共同）
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