Thursday, May 11, 2017 10:31 AM
TDK、自動車向けのSSD製品発売
TDKがコンパクト・フラッシュ(CF)カードの「CFA9Dシリーズ」と、パラレルATA(PATA)サポート付きの2.5インチのソリッドステートドライブ(SSD)の「SDA9Dシリーズ」を公開した。
同社リリースによると、今回の新製品は自動車のナビゲーションシステム、ポータブルナビゲーション機器(PND)、デジタルタコグラフ、データログ、ダッシュボードカメラ、後方確認モニターを含むさまざまな車載装置への導入に理想的という。発売時期は2017年8月の予定。
TDKは大容量のSSDを自動車向けに開発してきた。今回の2つの新製品には「TDK GBDriver RA9」NAND型フラッシメモリーが搭載されている。CFD9Dシリーズには128MBから32GBまで、SDA9Dシリーズには1GBから64GBと幅広い容量がラインアップされる。両シリーズとも、電源中断時の回復機能と起動時のリフレッシュ機能を搭載。さらに読み取りは50Mbps、書き込みは30Mbpsと速度も向上している。
同社は16年11月、多用途でPATA対応の「GBDriver RA9」NAND型フラッシメモリーを公開した。同年5月には、カーナビ、デジタルタコグラフ、ドライブレコーダー、ライビューモニターに最適なSATA小型SSDモジュールの3つの新シリーズ「M.2」「mSATA」「HalfSlim」も公開している。
同社は17年4月、インベンセンス(InvenSense、カリフォルニア)買収について当局の承認を得た。同社の買収は18年3月に終了するTDKの3年経営計画のうち、自動車事業拡大の戦略の一部。16年9月には東芝とHV、PHV、EV向けの車載用インバータを製造する合弁事業を設立した。
【http://www.ihssupplierinsight.com/news/5239936/tdk-launches-new-solid-state-drives-for-automotive-applications】