Monday, May 15, 2017 10:28 AM

Bosch 、第1四半期の売上高は12%増

 ボッシュは、第1四半期の売上高が前年比で12%増加したと発表した。

 ヨーロッパ、北米、南米、アジア太平洋地域のすべての地域で前年同期と比べて増加した。

 2017年通期でも、売上高の3%から5%の伸びを予測している。

 自動車市場に対応するモビリティ部門では、ボッシュは主に、エレクトロモビリティ、自律性、接続性などの分野に注力している。同社は、2025年には2000万台のハイブリッド車と電気自動車が生産されると見積もっている。

 今年2月、電気自動車専用の事業部門を設立し、毎年4億ユーロの投資を行うことにした。

 ボッシュは、自動車メーカーやテクノロジー企業との戦略的パートナーシップを強化している。NVIDIAと協力して、自動走行用の人工知能(AI)ベースのコンピューティングプラットフォームを開発している。また、ダイムラーとの提携により、都市部用の完全自動化車両を開発した。4月には中国の検索エンジン会社Baiduと提携し、AutoNaviとNavInfoをマッピングして中国のHDマップを開発した。

 ボッシュ・コネクトド・ワールドでは、間違った方向のドライバーアラート、診断の予測、接続された駐車場、個人のアシスタントなどのモビリティサービスの新しいプラットフォームであるBosch Automotive Cloud Suiteを発表している。

 従来の自動車部品事業にも引き続き投資している。4月、常州(中国)に工場を開設し、中国市場向けの自動車用電子部品を製造開始した。