Thursday, June 16, 2016 5:56 PM
「暴力と差別に終止符を」銃乱射でオバマ氏
オバマ大統領は16日、米史上最悪の銃乱射事件が起きたフロリダ州オーランドを訪れて犠牲者の遺族らを見舞い、「性的少数者(LGBT)への差別と暴力に終止符を打たねばならない」と訴えた。銃規制を強化すべきだとの考えも重ねて示した。
バイデン副大統領も同行、正副大統領がそろってこうした事件の現場を訪問するのは異例。49人が死亡、53人が負傷したテロを深刻に受け止めている姿勢を示し、全米に連帯を訴える狙い。
オバマ氏らはオーランド市内のホールで約2時間にわたり遺族らと面会。オバマ氏は面会後「私たちが行動しなければ、こうした大量殺りくがまた起きる」と述べ、現在の銃規制は不十分との認識を示した。CNNテレビによると、オバマ氏は2009年の大統領就任後、銃乱射事件の現場を少なくとも9回訪れ、銃規制を強化する姿勢を示してきたが、議会で多数を占める野党共和党の抵抗で銃規制が進んでいない。(共同)
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