Wednesday, July 20, 2016 10:22 AM
AT&T、ドローンの航空管制事業を視野に〜追跡と制御に通信網の活用を模索
通信サービス大手のAT&Tは、無人飛行機(ドローン)の活用をサービス強化の主軸にすると同時に、多くの企業によるドローン利用に関するサービスも視野に入れている。
同社は無線通信中継塔の点検にドローンをすでに使っているが、無線通信装置をドローンに搭載することで、たとえば、大規模催事のような単発の機会に携帯電話サービスの質を一時的に向上させるといった運用法を検討している。
PCワールドによると、AT&Tは、通信網がドローンの操作と制御にとって重要になると考え、多くの企業によるドローンの業務利用にともなうドローン管制(交通管理)システムという新事業の可能性をさぐっている。
ドローンの商業化に際しては、航空管制がもっとも大きな課題として立ちはだかっている。グーグル(Google)やプリシジョンホーク(PrecisionHawk)を含むいくつかの企業は、ドローンの混雑を安全に管理するための対策案をすでに提唱している。
重要となるのは、それぞれのドローンの追跡と事故回避をいかに効率的に実現させるかだ。AT&Tでは、自社の無線通信網がそのための土台になる可能性を新事業に結びつけようと狙っている。
【http://www.pcworld.com/article/3096270/att-wants-to-keep-order-in-drone-filled-skies.html】