Friday, July 22, 2016 10:31 AM
ポケモン・ゴー人気で充電器販売が激増〜ポケストップの集客効果も絶大
市場投入からわずか1週間で6500万人以上の利用者数を記録したポケモン・ゴー(Pokemon Go)の爆発的人気を受けて、家電店やスマートフォン販売店では携帯電話充電器の売り上げが急増している。
また、小売チェーンやスマートフォン販売店らは、ソーシャル・メディアや無料充電施設、飲料水売り場を使って、ポケモン・ゴー・ブームに乗じた販促戦略を展開している。
ロイター通信によると、スマートフォン充電器や充電ケースの販売は、2016年7月6日にゲーム配信が開始されて以降、小売チェーンのゲーム・ストップで45%、ラジオ・シャックでは50%と大幅に増加している。
ポケモン・ゴーはGPS機能を多用するため電池を早く消耗する。
ラジオ・シャックではフェイスブックを使って充電器の特売を宣伝した。スプリントは、充電器の割引販売を開始すると同時に、ポケモン・ゴーの専門家たちを米国内2000店舗に配置するために、各店舗に教育用資料を送付している。
スプリントの販売店のなかには、店長の独断によって最寄りの「ポケストップ」に清涼飲料水販売所を設置して集客を図る例もある。
ポケストップは、ゲーム利用者がポケモン・ボールやを入手できる無作為の場所。ケンタッキー州ルイビルの店舗がポケストップとなっているスプリント販売店では、それをツイートしてから1時間後に、バスに乗った子どもと親の一団がポケモンを捕まえに現れ、スマートフォン周辺機器を購入していった。
ポケストップの場所は同ゲームのプログラマーらが決めている。
スプリントでは、ポケモン・カードや関連周辺製品の売り上げがゲーム配信以来115%増、ポケストップになっている支店では133%増を記録している。
スプリントは、ポケモン・キャラクターが近くにいると振動するポケモン・ブレスレット(約40ドル)の限定販売も予定している。同商品はゲーム配信前の予約購入ですでに売り切れになっており、現在、イーベイで100ドル以上で売買されている。