Wednesday, July 05, 2017 11:21 AM

テスラの2QEV販売、53%増〜ただし電池品不足で目標未達

 テスラが3日発表した4〜6月期の新車販売台数は、前年同期比53%増の2万2000台だった。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、1〜3月期と合わせた2017年上半期は4万7100台となり、4万7000〜5万台という当初の目標の下限を超えた。テスラは第2四半期について、容量100キロワット時(kWh)のバッテリーパックの品不足が足かせになったと説明している。アナリストらによると、2Qのテスラの出荷目標は2万3655台だった。

 このバッテリーパックは新しい技術を導入した生産ラインで製造されているが、テスラはバッテリーパックの「深刻な不足」がなければ販売はもっと伸びていたはずだと話した。同社によると、バッテリーの生産量は6月初めの時点で需要を約40%下回っていたが、問題が解決した後は受注数、出荷数ともに会社史上最高となったという。

 下半期についてテスラは、「世界の経済状況が大きく悪化しない限り」既存のモデルS、モデルXともに販売が伸びると予想している。