Thursday, July 06, 2017 10:54 AM
EU、グーグルへの史上最大級の罰金を再度検討
欧州連合(EU)の独占禁止法当局高官らは、モバイル機器用OSのアンドロイド(Android)に関して、史上最大級の罰金をグーグル(Google)に再度科すことに大きく傾いている。二人の情報源がロイター通信の取材に応えた。
報道によると、EU独禁法局では、アンドロイドを開発したグーグルが、モバイルOS市場におけるアンドロイドの圧倒的優位性をてこ利用して不当競争行為を働いた可能性について、専門家たちで構成された諮問委員会をすでに設置し、専門家らの意見や解釈を参考にしている。
情報筋によると、諮問委員会は最終的な見解をまだ示していない。EU独禁法局では、諮問委員会が当局のグーグル制裁案に同意すれば、2017年末にも最終判断を下す見込みだ。
EU独禁法局は先に、グーグルのウェブサイト検索サービスや販売サイト情報サービスが、同分野における同社の支配的優位性を乱用した反競争的商慣行と断定し、史上最大の24億ユーロという罰金を同社に科す決定を6月に下したばかり。
アンドロイドに関する罰金ではそれを超える可能性も指摘される。
政治圧力団体のフェアサーチ(FairSearch)や、米国拠点のインターネット広告遮断およびプライバシー保護運動団体のディスコネクト(Disconnect)、ポルトガルのアップ・ストアー「アップトイド(Aptoide)」、そしてロシアのヤンデックス(Yandex)は、グーグルがアンドロイドの圧倒的優位性を乱用して、競合社たちの各種のサービスを阻止している、とEUに訴えていた。
【https://www.reuters.com/article/us-eu-google-antitrust-exclusive-idUSKBN19Q1RU】