Wednesday, June 04, 2025 7:17 AM

ミクニ、スズキからEV先行開発業務を受託

 ミクニはスズキからEV先行開発業務を受託することで基本合意した。主にサーマルマネジメントに関するもので、ミクニの小田原事業所の遊休施設にスズキの試験設備を導入し、ミクニのエンジニアが業務を担当する。

 サーマルマネジメントは、車両内のさまざまなコンポーネント(バッテリー、モーター、インバーター、充電システム、空調など)の温度と消費エネルギーを効率的に管理する技術とプロセスで、脱炭素ソリューションの多様化が進むなか、電動化において最も重要な要素とされている。

 ミクニの生田久貴社長は「EVにおいて重要となる電池温度を正確に予測制御し劣化を抑制する熱エネルギーの制御システムで、ミクニが持つデジタル開発/システム開発能力を活用していく」と語った。