Friday, July 14, 2017 12:00 PM

日産、20年には欧州販売の20%を無公害車に

 日産自動車は10日、2020年までに欧州で販売する乗用車の20%はEVなど排ガスのない無公害車(ZEV)になるとの見通しを示した。欧州日産のEV部門幹部ガレス・ダンスモア氏が声明で発表した。

 ロイター通信によると、日産はフランス政府が発表した代替燃料車の優遇方針に歓迎の意を示した。フランスのユロ・エコロジー相は6日、40年までに石油を燃料とするガソリン車、ディーゼル車の販売終了を目指すことを明らかにした。

 フランスは排ガス規制の強化や買い替え補助金の充実を図り、環境に配慮した燃費の良い車やEVの普及を年々進めることで40年には石油燃料車の「販売ゼロ」を達成する方針。さらに50年までには自動車関連の二酸化炭素(CO2)排出量を差し引きゼロの「カーボン・ニュートラル」にするという。

 ダンスモア氏は「20年までには自動車市場も良くなり、当社が販売する乗用車は20%が無公害車になると信じている。その後も伸び続けるだろう」と述べた。