Tuesday, June 14, 2016 5:04 PM

米競馬3冠レースで健闘〜ダートで足跡残したラニ

 武豊が騎乗したラニがこれまで日本馬が好結果を出せなかったダート競馬の本場、米国で大きな足跡を残した。

 日本馬として初めて米クラシック3冠レースすべてに出走。11日にニューヨーク州で行われた最終戦のベルモントステークスは猛烈な追い込みで3着に入り、見せ場をつくった。3冠すべてに騎乗した武豊騎手も「直線で勝利を意識する瞬間があった。アメリカの3冠レースすべてに参加し、盛り上げたラニは素晴らしい」と愛馬をたたえた。

 1カ月余りで3レースを走る米3冠は強さとタフさが求められ、今年の完走はラニとエグザジャレイターの2頭だけ。日本馬で21年ぶりに出走したケンタッキー・ダービーは9着、プリークネスステークスは5着、最終戦は3着と走るたびに順位を上げた。松永幹夫調教師も「十分に世界で戦える力を見せてくれた。また海外のレースにチャレンジしたい」と、意欲を新たにしていた。(共同)