Friday, July 21, 2017 10:22 AM
クラウドフラワー、人工知能導入サービスを開始
人工知能(AI)の構築を支援するコンサルティング会社クラウドフラワー(CrowdFlower)は19日、機械学習を導入したい企業向けのコンサルティング・サービスを開始した。
クラウドフラワーは、人工知能を訓練するための構造化データの提供をおもに手がけている。
ベンチャービート誌によると、人工知能と機械学習は多くの企業が関心を寄せる技術となっていることから、クラウドフラワーでは、そうした企業を支援する商機の開拓をさらに強化する考えだ。
「信頼できる指導者の役割を果たしてほしいという要望を顧客からつねに受けている」「訓練用データを提供するだけでなく、AI活用計画全体について助言してほしいという要請も多い」と、クラウドフラワーのロビン・ボードリCEOは話す。
クラウドフラワーは今回のサービス追加によって、既存顧客との関係を強化するだけでなく、人工知能や機械学習を導入したいと考える新規顧客を開拓できる可能性がある。
同社は、新サービスを推進するうえで、同部門の責任者としてロバート・ムンロ氏を雇った。同氏は、アマゾン・ウェブ・サービシズで自然言語処理や機械翻訳といった製品を管理した経験がある。
同社はまた、取締役会の科学諮問委員会に、機械学習専門家二人を追加した。同分野のコンサルティング・サービス開始にともなって、商品戦略や技術戦略に関する専門知識と知見を現場に反映させる体制整備の一環だ。