Tuesday, July 25, 2017 10:54 AM
ホテル客室販売ツールの開発で提携拡充
技術コンサルティング大手のデータアート（DataArt）は、ホテル客室販売ツールの設計開発に関しトラヴェルポート（Travelport）との契約を延長した。
データアートは、特定の業界や会社が必要とする特異なソフトウェア・ソリューションの設計と開発を専門とする。かたやトラヴェルポートは、トラヴェル・コマース・プラットフォームというオンライン旅行予約サービスを旅行代理店向けに提供している。
トラヴェル・コマース・プラットフォームには、ホテル・リテイルという旅行代理店向けデジタル・ツール製品がある。旅行代理店はそれを使うことで、ホテル客室の予約サービスを顧客に提供している。
ホスピタリティー・テクノロジー誌によると、トラヴェル・コマース・プラットフォームやホテル・リテイルは、先進的なデジタル・ソリューションとして好評で、トラヴェルポートの業界最先端の旅行商品化ソリューション「トラヴェルポート・スマートポイント」に統合されている。
両社の提携は2016年に始まった。トラヴェルポートが開発中のアプリケーションを評価するためにデータアートを雇ったのが最初だった。データアートはそれを受けて、アプリケーションの試作品を開発して、トラヴェルポートのサービスの一部を設計した。
その結果、トラヴェルポートの旅行代理店向けオンライン機能が使いやすくなり、業務効率が上がったと高く評価された。今回の契約は、その取り引き関係を拡充して、ホテル・リテイルの新機能を実装するためにデータアートが再度選ばれたかっこうだ。
データアートの開発中のアプリケーション・ツールは、新たなグラフィカル・インターフェイスによって、重要なホテルのすべての客室単価がひと目でわかるよう設計されている。それに加えて、法人顧客向けの価格交渉や団体向け料金、トラヴェルポートによる特別価格といった変則要因のデータも直感的に理解できるよう設計されている。さらに、既存サービスとの統合も継ぎ目なしで可能となる。
トラヴェルポートの取り引き先である旅行代理店らはそれによって、予約サービス業務のすべての流れを一つの明解な統合環境で把握し、また、必要情報に簡単にアクセスでき、生産性をさらに向上できると期待される。