Thursday, July 27, 2017 11:01 AM

シェフラー、18年にEモビリティ部門立ち上げ

 ドイツの自動車・産業機械向け精密部品大手シェフラー(Schaeffler)は、プラグインハイブリッド車(PHV)やバッテリー式電気自動車(EV)向けの商品やシステム・ソリューションをすべて集約したEモビリティ部門を、2018年1月1日付で設立する。

 グリーン・カー・コングレスによると、Eモビリティ分野での中国の重要性拡大に対応するため、ドイツの既存施設に加えて中国にもEモビリティのコンピテンス・センター(開発拠点)を設立する。

 シェフラーでは、自動車部門のEモビリティ商品関連プロジェクトやシリーズ契約が増え続けている。さらに、電気アクスルやハイブリッド・モジュールに関する8件のシリーズ契約を世界中から受注しており、このうち3件は中国となっている。

 自動車部門のマティアス・ジンクCEOによると、こうした契約による売り上げは10億ユーロを超える可能性があり、20年にはPHVやEV関連の商品やシステムが自動車メーカー向け売り上げの15%超を占める見通しで、世界的な自動車市場の年間成長率を約4ポイント上回ると予想される。受注の状況もこの見通しを裏付けており、毎年の関連売上高は前年より大幅に増えている。

 シェフラー・グループは、将来性の大きな分野としてEモビリティ、インダストリー4.0、デジタル化の3分野を強化している。

http://www.greencarcongress.com/2017/07/20170720-schaeffler.html