Friday, June 17, 2016 10:54 AM

ファルージャ中心部奪還 「イスラム国」に打撃

 イラク軍は17日、過激派組織「イスラム国」(IS)から中部の要衝ファルージャ中心部にある行政庁舎を奪還、イラク国旗を掲げたと発表した。ISにとってファルージャは重要な都市部の拠点で、大きな打撃。軍などは引き続き全域の解放を目指し作戦を継続する。

 ファルージャを完全に奪還されると、イラク国内でISの都市部の主要拠点は北部モスルのみとなる。シリアでもISが「首都」と位置づける北部ラッカ北郊でクルド人勢力が攻勢を強めており、ISの劣勢が顕著になっている。

 AP通信によると、イラク軍などの部隊はIS戦闘員との激しい衝突の後、17日午前6時(日本時間同日正午)ごろに中心部を制圧した。行政庁舎近くでは、路上の仕掛け爆弾を取り除く作業が実施された。(共同)