Friday, August 11, 2017 10:22 AM

トヨタのメキシコ新工場、稼働は20年前半に

 トヨタ自動車は10日、メキシコのグアナファト州で建設中の工場について、生産車種変更のため、当初予定していた稼働時期を2019年から20年前半に遅らせる見通しを明らかにした。

 トヨタはマツダと資本提携して米国に16億ドルを投じ、新工場を建設するのに合わせてカローラ生産は米国で行い、代わりにグアナファトではピックアップ・トラック「タコマ」を生産することにした。

 ロイター通信によると、トヨタは生産車種の変更によって部品供給網を再構築しなければならず、工場の稼働時期を遅らせる必要があると説明した。小型車とトラックでは車台など基本構造が大きく異なるため、調達部品にも変更が生じる。グアナファト工場では将来SUVを生産する可能性もある。

 マツダと建設する新工場が21年に稼働するまでの間、トヨタは米国向けカローラをミシシッピ州の既存工場と日本の工場で生産する予定。