Thursday, April 16, 2026 7:17 AM
ボッシュとクアルコム、ADAS分野で協業拡大
ボッシュと半導体大手クアルコムは、これまで車載コクピットコンピューターが中心だった協業分野を拡大し、先進運転支援システム(ADAS)でも協力している。
ジャスト・オートによると、両社の提携は2021年に始まり、2023年に100万台だったコクピットコンピューターの出荷量が3年以内で1000万台超に拡大するなど、大手自動車メーカーからのプログラム受注に支えられて成長してきた。
新しい取り組みでは、ボッシュはクアルコムのシステムオンチップ(SoC)「スナップドラゴン・ライド」上で動作する、コストが最適化された車両コンピューターアーキテクチャーに基づくADAS量産プログラムを導入する。これらのシステムは、速度・車間距離制御や車線維持といったエントリーレベルの機能からより高度な自動運転機能まで、幅広いADASの展開を支援する。
また、「スナップドラゴン・ライド・フレックス」SoCを用いたコクピットとADAS統合プラットフォームの開発も含まれ、重要度が異なるアプリケーションを単一プラットフォーム上で動作させることが可能になる。
協業拡大の重点は、ソフトウェア定義型車(SDV)戦略に沿ったスケーラブルでコスト効率の高い車載コンピューティングの実現にあり、コネクテッド化、自動化、パーソナライズ化が進む「インテリジェント車両」技術の普及加速を目指す。
両社は東アジアを中心に複数のグローバル顧客から設計採用を獲得しており、最初の搭載車両は2028年に市場投入される見通し。また両社は、車両コンピューティングがより集中型へと移行し、複数の電子制御ユニット(ECU)への依存が低減している点にも対応し、インフォテインメント機能とADAS機能を単一の高性能コンピューターに統合する取り組みも進めている。