Wednesday, August 30, 2017 10:29 AM
BoAメリル・リンチ、売り掛け金の処理に人工知能
バンク・オブ・アメリカ・メリル・リンチ(Bank of America Merrill Lynch)は、「インテリジェント売り掛け金(Intelligent Receivables)」という新種のソリューションを先日発表した。
同ソリューションは、人工知能とそのほかのソフトウェアを活用して、売り掛け金の完全自動化照合調整(STR=straight-through reconciliation)を劇的に簡便化する。同社(BoA)は、同ソリューションを顧客企業のために開発した。
FX-MM誌によると、採用企業はそれによって、売り掛け金に関する各種の処理業務をすべて自動化することで、会計書類への反映を迅速化できる。
インテリジェント・レシーヴァブルズ(インテリジェント売り掛け金)は、大企業か複雑な会計処理の会社向けに設計されている。売り掛け金の処理にかかる時間と売り掛け金回転日数(DSO=days-sales-outstanding)の短縮を実現するのが同ソリューションの狙いだ。
一般に、不完全の送金手続きが発生した場合、非常に面倒かつコストのかかる照合&調整処理が必要になるため、会社にとって黙殺できない会計課題の一つになっている、とBoAの世界売り掛け金処理部門のロドニー・ガードナー部長は指摘する。
同社は、インテリジェント・レシーヴァブルズの開発に際して、金融業界向けサース(SaaS=software-as-a-service)開発会社ハイレディアス(HighRadius)と協業した。
【https://www.fx-mm.com/news/70402/bofa-merrill-brings-artificial-intelligence-accounts-receivables/】