Monday, September 11, 2017 11:09 AM
ニューヨーク市警、アイフォーンに乗り換え
ニューヨーク市警(NYPD=New York Police Department)は、警官用スマートフォンをアイフォーンに切り替える。
NYPDは、すべての警官3万6000人にノキア・ブランドのウィンドウズ・スマートフォン(2014年型のLumia 830と2015年型のLumia 640 XL)を支給する2年間の装備品支給制度を2016年10月に完了させている。
しかし、NYPDはそれからわずか10ヵ月で、アップル(Apple)のアイフォーン(iPhone)に切り替えることを決めた。
ビジネス・インサイダー誌によると、「NYPDはアイフォーンへの切り替え準備をすでに始めている」「アイフォーンは2017年秋から全警官への支給が始まる」「ウィンドウズ・スマートフォンに搭載されていた警察業務専用アプリケーション群と同じものがアイフォーンに搭載される」「それらのアプリケーション群は、警官らの通報反応時間を8分短縮した」とNYPD広報担当者は話した。
アイフォーンはNYPDに無償提供される。ウィンドウズ・スマートフォンも無償だった。ただ、業務用ソフトウェアの開発や運用、関連サービスには費用がかかっている。NYPDでは、治安活動のデジタル化とモバイル化の費用として約2年前に総額1億6000万ドルの予算を獲得した。
NYPD警官らに支給されたウィンドウズ・スマートフォンは、全員にいきわたる2年間に旧型となり、NYPD専用アプリケーション群の動作に支障が出始めた。
マイクロソフトでは、OSのウィンドウズ・フォン8.1に関するサポートを2017年7月に打ち切っている。NYPDがアイフォーンへの切り替えに踏み切ったおもな理由もそこにある。
【http://www.businessinsider.com/nypd-apple-iphone-windows-phone-2017-8】