Thursday, September 14, 2017 11:34 AM
ボルグワーナー、スカニアHVバスにモーター供給
自動車部品大手ボルグワーナー(BorgWarner、ミシガン州)は、高電圧ヘアピン(HVH)技術を用いた高効率の電動モーター「HVH410」を、スカニア(Scania、スウェーデン)のハイブリッド・バスに供給する。
ボルグワーナーのプレスリリースによると、650ボルト(V)のHVH410モーターは、最大トルク2000ニュートンメートル(Nm)、最大出力300キロワット(kWh)/402馬力、出力効率は95%以上。 バスを低速で走らせるのに使われ、ブレーキを踏んだ時や坂を下っている間にエネルギーを作り出すことでバッテリーを充電し、自動マニュアル・トランスミッションの自動モードにおいて、シフトシーケンスをサポートする。
パワードライブ・システムズ部門のステファン・デマール社長は「HVH410は、商用車のパラレルハイブリッド駆動の構想を実現する重要な装置として、市場の要求と排ガス規制の両方に対応する」と話している。
ボルグワーナーによると、HVH410は都市型ハイブリッド・バス「スカニア・シティワイド(Scania Citywide)」のP2レイアウトでクラッチとギアボックスの間に配置される。小型でスタックの長さを個別にカスタマイズできるため、あらゆる電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)に使えるという。ボルグワーナーはこのモーターをフランクフルトの国際モーターショー(IAA)で展示している。