Tuesday, September 19, 2017 11:26 AM
フロイデンベルグ、EV向けの各種技術を発表
工業シーリングの世界大手フロイデンベルグ・シーリング・テクノロジーズ(Freudenberg Sealing Technologies)は、ミシガン州ノバイで開かれた「2017年北米バッテリーショー」で一連の電気自動車(EV)関連製品を発表した。関連製品には、熱管理、電力消費低減、摩擦軽減、重量軽減、スペースのコンパクト化を実現する機器が含まれた。
同社のリチウムイオン電池関連製品には、カーブガスケット、オフセットシール、Oリング、ラージフォーマットガスケットなどがある。これらのフロイデンベルグ製品をEVのリチウムイオン電池に使うことで、標準的な内燃エンジン車に比べて摩擦、排気量、車重の軽減が可能になる。しかも取り扱いや組み立ても簡単という。
フロイデンベルグの展示ブースでは、新しい圧力管理技術「DIAvent」の実演も行われた。DIAventはEVとハイブリッド車(HV)に使われる大型バッテリーで理想的な圧力管理を行う。DIAventは多層の不織布と傘型の膜でできており、バッテリー使用中に高いガス透過性を提供する。セルに不具合が生じた場合はガスが逆に通過することも可能。耐水、耐油性で、大気や水の保護要件も満たしている。
同社の省エネ型シール「Energy Saving Seal(ESS)」は、単方向の摩擦を最高40%も減らすことができる。リング状のエンジン用オイルシール「Low Friction Simmerring Shaft Seal(LFS)」は、20%の摩擦軽減を実現する。2Kプラグ&シールは、電動車向けにシステム重量の軽減、設計のカスタム化、硬い素材と軟らかい素材の間の複雑なシーリングといった便利さを提供する。
【http://www.greencarcongress.com/2017/09/20170911-fnst.html】