Wednesday, September 20, 2017 11:00 AM
日立、子会社群を統合して新会社を設立
日立は、企業各社のデジタル化市場を取り込むためにビッグ・データと基幹技術に特化した日立ヴァンターラ(Hitachi Vantara)という会社を設立する。
ヴァンターラは、日立データ・システムズと日立インサイト・グループ、ペンターホ(Pentaho)という子会社群を統合して設立される。
ZDネット誌によると、日立データ・システムズのボブ・メデイオ副社長は、「これまで類似路線で事業を展開しながらも協業しなかったそれら3社を統合することで強力な新会社をつくり」、法人向けのIoT(Internet of Things)やデータ・センター、クラウド分析の分野での開発力や販売力、存在感の増強を狙う、と説明した。
ヴァンターラは、創設1年目に40億ドルの売上高が見込まれ、約7000人の社員を抱える。
同社は、特に情報技術および事業運営技術に焦点をあわせる方針。日立は伝統的に金融や政府、製造、運輸、電力といった垂直分野(特定業界の川上から川下)に強みを持つ。
ヴァンターラは、それらの業界の顧客企業向けにビッグ・データ分析とIoT、パブリックとプライベートのクラウド基幹設備のサービスを提供することで顧客企業の業務デジタル化をあと押しする。
【http://www.zdnet.com/article/hitachi-launches-newco-aims-to-target-iot-data-center-cloud-analytics/】